メタボリックシンドロームの診断基準とは?自分で判定できるんです!
メタボリックシンドロームとは最近増えてきた
生活習慣に関する病態です。
気が付かずに放置しておくと
動脈硬化の原因になり、さらに悪い病気へつながる
恐ろしいものです。
メタボリックシンドローム(メタボ)については
次回以降に紹介しますが、ここではまず
自分がメタボかについて判定する方法を紹介します。
メタボリックシンドローム(メタボ)であるかの判定には
きちんとした診断基準があり
主にウェストの数値から判定します。
簡単なメタボの判定方法
ウエストの周囲を測ってください。
測るポイントは、胴の一番細いところではなく
おへその辺りを測るようにしてください。
ここで
- 男性は85センチ以上
- 女性は90センチ以上
のサイズであった場合には危険です。
なんと、内臓脂肪が10平方センチメートル以上あるとされています。
これだけで、内臓肥満といえる状態であることがわかります。
メタボ予備軍といっても過言ではありません。
ひょっとしたらメタボかも・・・
この、簡単な判定方法でメタボに近い状態であるならば
次の診断基準を参考にしてください。
血液検査を合わせたメタボの診断基準は?
先程の判定方法だけでは、内臓脂肪が蓄積されているだけで
メタボかどうかまでは、正確にはわかりません。
メタボの診断基準には、腹囲の基準に加えて血液や血圧の状態を診ます。
具体的には
- 脂質異常
- 高血圧
- 高血糖
のうち2項目以上当てはまる場合にメタボリックシンドロームと判断します。
脂質異常とは?
血液検査で判ります。
- 中性脂肪値が150mg/dl以上 で
- HDLコレステロール値が40mg/dl 未満の場合のことをいいます。
高血圧とは?
測定した血圧から判断します。
- 収縮期の血圧が130mmHg以上 で
- 拡張期の血圧が85mmHg以上 の状態を言います。
高血糖とは?
これも血液検査で解るものです。
- 空腹時の血糖値が110mg/dl以上の場合に高血糖と言います。
これら「脂質異常」「高血圧」「高血糖」のうち
2つ以上が当てはまる場合に
メタボリックシンドロームと判定されます。
血圧は、自宅でも簡単に測れるので
定期的にチェックしておきたいものです。
血液検査に関しては
務めている会社の集団検診等で、血液検査が行われると思います。
後日、知らされる結果に
中性脂肪や、血糖値が記されていますので
数値を確認してみましょう。
メタボリックシンドロームが危険と言われているのは
こうした異常がが1つではなく、複数合併して発症することです。
結果、動脈硬化/心臓血管系など
命に係わる疾病にかかる可能性が高くなります。
メタボ予備軍であったり、腹囲のサイズがギリギリセーフといった人も
一つの項目が危険な状態に関連しているので
放置しておくと、全項目が異常数値になるという危険があります。
このように、連鎖的にドミノのように次々と発症することから
「メタボリックドミノ」とも呼ばれています。
ここで紹介した簡単な判定方法でひっかかってしまった人は
生活習慣を見直してみましょう。
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